日本人開発者が語る現場でのOracleデータベース/Oracle RACパフォーマンス分析の実際

今回ご紹介する記事「日本人開発者が語る現場でのOracleデータベース/Oracle RACパフォーマンス分析の実際」筆者の小野孝太郎さんは、パフォーマンス・エンジニアとしてOracle Real Application Clusters(以下、Oracle RAC)開発部門に所属し、日々パフォーマンス面からOracle RAC製品の改善をおこなっています。

業務の内容を説明すると以下の図の通りで、

時には「製品を改善して解決する」という選択肢があるのが、さすが中の人といったところでしょう。

また、レスポンスとスループットの2つがパフォーマンスの要とし、スループットの分析では最大スループットの測定が必要と解説していますが、そこでのフレーズ、

スループットが最大の状態とは、ボトルネックが発生しており、CPU使用率を100%にしているリソースがある状態をいいます。つまり、ボトルネックを解消するかどうかで最大スループットを上昇させるかどうかが決まります。

あたりも本場の雰囲気を感じさせますね。ボトルネックについてはその後、「ボトルネックを見つけ出す 基本的な考え方」「どのリソースがボトルネックかを 見つけ出すコツ」などの実践的なTipsが紹介されます。

実践的といえば目玉の一つ、「実例から学ぶ パフォーマンス分析」があげられます。実際の4ノード構成・184CPUのシステムをもちいて解説される、Oracle RACパフォーマンス分析の事例は必見です。

最後の章、米国オラクル勤務の技術者事情もご参考に。