Oracle OpenWorld 2008 -第1部:オラクルの世界が待っています- (レポート:村上 悟さん)

みなさま、こんにちは。竹中@OTNシスオペです。

前回の私のエントリーOracle Openworld 2008 を紹介されているBlogをご紹介しましたが、
今回は本ブログに頂いた参加レポートを紹介いたします。

今回のOracle Openworld 2008に参加された 株式会社日立システムアンドサービス の村上 悟さんから
会場の雰囲気やイベントでの出来事などの開催の模様についてレポート記事を頂きました。

レポートは3部構成なので、本ブログでも3回に分けてご紹介します。
村上さん、素敵なレポートをありがとうございました!

株式会社日立システムアンドサービス
プラットフォームソリューション本部
サービスビジネス部
村上 悟

入社以来、Oracle製品の製品サポートを担当。
社内外のお客様からのお問合せの対応やサポート用インフラの整備、社内のデータベースコミュニティの活性化に力を入れています。
(写真は、先日行われたOTN Day Unconferenceにて)

Oracle OpenWorld 2008 - 第1部:オラクルの世界が待っています -

長い空旅を経てサンフランシスコに降り立つと・・・オラクルの世界が待っていました。
慣れない入国審査でしたが、尋ねられた入国目的に、片言に ”Oracle OpenWorld” と答えると、
審査官から 「オラクルのイベントかい、楽しんでね」 という歓迎の言葉と笑みを頂きました。
街中が一体となって、和やかな歓迎ムードです。
審査官も世界各国から参加者4万人を超える規模だからこのカンファレンスを知っていたのでしょうか?

最初は疑問に思っていましたが、入国審査のゲートを過ぎると疑問は直ぐに晴れました。
画像は、空港内の手荷物受取所あたりですが、ここから既にオラクル一色の世界が始まっているのです。

Oracle OpenWorldの会場はダウンタウンのMOSCONE CENTERを中心として、一帯の著名ホテルを使用して開催されました。
会場では、MOSCONE CENTERの中央を通る主要道を封鎖する形でテントが設置されていましたが、こんな手配ができるのもこのイベントだけと話を聞きました。

街中では電柱に垂れ幕が掛けられ、道路では製品ロゴのタイルも多く目にしました。
このようなオラクル社のロゴ、製品ロゴが街中のいたる所にあり、Oracle OpenWorldの開催、規模の大きさをより実感するとともに、否応にもモチベーションが上がりました。

続いて会場付近ですが、会場となったMOSCONE WEST の向かいにあるMETREONの壁面には、
「COMPLETE,OPEN,INTEGRATED」の大きなメッセージが掲げられていました。
後から、このメッセージは基調講演などの主だった講演で繰返し伝えられるだけでなく、今回の開催を通じて各セッションにおいても一貫して語られる製品群の基本コンセプトである事を知りました。

私が聴講したセッションは、どちらかと言うと、オラクル社のメインであるデータベース製品やEBS製品からは外れた製品群(Oracle Secure Enterprise Search(Oracle SES)Oracle Enterprise Linuxなど)でしたが、メッセージの真意や製品群の統合の流れを積極的に進められている感触を得る事ができました。

先にご紹介した道路の”ORACLE BEEHIVE”も今回発表された新製品の1つですが、インスタント・メッセージング、組織内のワークスペースなど、既存の企業システムと巧く連携しながら利用できる「COMPLETE,OPEN,INTEGRATED」を実現、具体化した製品の1つではないかと考えます。
先に挙げたOracle SES のセッションにおいても、早速ORACLE BEEHIVE のコンテンツに対する検索機能の提供の方針も打ち出されており、開催の全体を通して、製品毎の完成度を高めるとともに、製品間の連携、統合を進められているイメージが印象に強く残っています。

さて、こちらは封鎖された道路に設置されたテント群ですが、こちらでは夜には歓迎のレセプションなどが行われ、昼にはランチが振舞われました。
奥に見える建物は、MOSCONE WEST です。
セッション会場であるとともに後述のOracle Bookstore やOTN LOUNGEがあり、連日Oracle OpenWorld Unconferenceも開催されていました(後述)。

続いて、会場前のバス停留所。開催期間中、MOSCONE WESTの前は、市内を巡回するシャトルバスの停留所になりましたが、シャトルバスの総数はなんと310台もあったそうです。
15〜20分間隔くらいで複数のルートを定期的に巡回しており、開催期間中の来場者の足としてサンフランシスコ市内を走っていました。
私は、宿泊したホテルが会場から近かったため、徒歩で会場に行っていましたが、開催期間中、会場から遠く離れた空港近くにある日立システムのU.S. Deployment(Hitachi America)でも見かけたように、広大なエリアをカバーしていたようです。多くのバスにオラクル製品の装飾が行われていたのも必見で、少なからず注力分野の把握、理解に繋がりました。


Oracle OpenWorld 2008 -第2部:会場内を探検しよう!-」に続きます。