発想の転換が発明を生む。「Oracle Exadata」

昨年のOracle OpenWorld SFで公開されて以来、多くのみなさまから注目をいただいているオラクル初のハードウェア製品、「Exadata」。ついに日本でも受注開始ということで、先日記者発表会が開かれました。


日本オラクルの本社ビル、オラクル青山センターの入り口ロビーにも飾ってあります。

ラクル初のハードウェア製品ということで注目を集めていますが、注目を集めるだけのスゴイマシンです。簡単に言ってしまえば、ストレージ側にパラレルクエリーエンジンを持たせることで、よりインテリジェントで高速処理ができるようにしたもの、それが「Oracle Exadata Storage Server」です。ストレージがインテリジェントになった分、ストレージからデータベースサーバのメモリへデータ転送しなくてもよくなった。大量データ処理には相当の効果がでるため、「10倍の速度向上」とか「リレーションルデータベースで超えられなかった壁を越えた」などのマーケティングメッセージで語られています。

もうひとつのExadataのすごさは、こうしたことが基本的には既存の技術の組み合わせ、しかも標準的な技術の組み合わせで実現しているという点です。実現していることは革新的なことなのに、それを全く新しい技術ではなく既存の技術の組み合わせと新しい発想(ストレージ側にクエリーエンジンを持たせる)で実現しています。ハードウェア製品というところがこれまでソフトウェアだけを製品としてきたオラクルらしくない、とお思いかもしれませんが、その実、とってもオラクルらしい、「標準技術をベースに」というポリシーに則って作られている製品といえるでしょう。


発想の転換が、スゴイ結果を生み出す。
Oracle Exadataはその好例のひとつかもしれません。


Exadataに興味をもっていただいた方、技術者魂がくすぐられたという方、製品情報やテクニカルホワイトペーパーなどをまとめたWebサイトが公開中です。ぜひご覧ください。

Oracle Exadataキャンペーンサイト
http://www.oracle.co.jp/campaign/exadata/

製品発表イベントも、2009年2月26日に開催予定です。
http://www.oracle.co.jp/events/tk090226/

解説ビデオも公開中です(英語)。

ClearView: Oracle Exadata from Oracle WebVideo on Vimeo.