お悩み解決!オラクルのサイジング
Oracle OpenWorld Unconferece Tokyo 2009以来、ご無沙汰しております。山口@OTNシスオペです。私の本業(?)の技術記事制作ですが、5月後半からいくつかを公開いたしましたので、OTN Japan TechBlogでも紹介しようと思います。
本日取り上げる記事「お悩み解決!オラクルのサイジング」のテーマは、題名通りサイジングです。すなわち、システムやサービスを提供するときに想定される負荷と、それを処理するための適切な性能・台数のハードウェアについて見積もる方法です。
- これから構築するデータベースやアプリケーションには、どれくらいのCPUやメモリが必要なの?
- パフォーマンス要件を満たすには、どういう構成にすればいいの?
- 現在想定している構成に無理や無駄はないの?
これらの疑問は、システム構成を担当されたことがある方にとって身近なものでしょう。
本稿ではまず、適切なサイジングのために必要な3つの工程をあげ、それぞれについてサイジングの実際として、ポイントと具体例を紹介しています。
それぞれ、「システム要件」についてはシステムの処理タイプにあわせた要件の算出方法、「サイジング」については参考になるリソースのありか、「ベンチマーク」についてはオラクルが提供しているさまざまな製品についての情報が役に立つでしょう。
その上で、オラクルが無償で提供している「Oracle構成相談サービス」を紹介しています。これはお客様の相談に、オラクルが本稿で解説する3つの工程を実践して、システム構成レポートを作成・提供するというものです。
サービスの具体例として、以下の相談についてのコメントとアドバイスが列記されているので、参考になるでしょう。
- 「5年前のサーバーをリプレースします。どのような構成にすればよいでしょうか?」
- 「新規構築システムにおいて、お客様に提出するためのシステム構成案を作成しました。これは適切でしょうか?」
- 「現行システムでパフォーマンスが劣化してきたため、CPUやメモリの増設を検討しています。どれくらい増設すれば足りるでしょうか? そもそも増設によって本当にパフォーマンスが向上するのでしょうか?」