仮想化技術大会 - 第10回 まっちゃ445勉強会にて

まっちゃ445勉強会は、全国で勉強会を年間50回以上も開催されているまっちゃだいふくさんの名を冠した、セキュリティ技術に関する勉強会です。第10回のテーマは、題して「仮想技術大会」。Citrix、 MicrosoftVMwareIIJ、そしてオラクルと、仮想化製品やクラウドソリューションを展開している各社が一堂に会し、自社の技術についてそれぞれ語るというたいへん貴重な場となりました。もちろん、オラクルからはエバンジェリスト中嶋一樹が参加し、Oracle VMと次世代基盤構築について熱くプレゼンしました。

各社様のプレゼンを私がコメントするのはおこがましいのですが、豊富な製品ラインナップの説明やさらに仮想技術を活用したクラウドサービスも紹介ということで、もっと聞きたい!といったセッションが多かったように思います。一方、オラクルはというと製品ラインナップの少なさを利して(?)、仮想技術そのものの解説とOracle VMを活用した次世代基盤構築に時間を割き、会場の皆さんの好評を得られたようです。この次世代基盤ですが、私の理解でざっくり言わせていただくと、

  1. クアドなどのマルチコアCPUを積んだx86サーバを複数用意し、Oracle VMをセットアップ
  2. 1.のVMアプリケーションサーバとデータベースを導入し、それぞれ多ノードクラスタWebLogic Cluster・Oracle RAC)を組む
  3. Oracle ASMの機能を利用してデータベースとの間でストレージクラスタを組む

というもの。これにより、安価なハードウェア(特にストレージ!)で高障害性、高I/O性能を得、さらに柔軟なリソース制御が可能になります。仮想CPU数の制御により、ライセンス費用も最適化できるという優れものです。

さて、ここでOracle VMと次世代基盤について興味を抱かれた方、勉強会に満席で参加できなかった方に良いお知らせがあります。年明けの1/21に中嶋さんが登壇されるセミナー「Catch up !! Oracle VM 最新バージョン2.2の実力検証& 仮想化アーキテクチャの要[Storage GRID]詳解」が開催されることになりました。

年明けにオラクル青山センターでOracle VMセミナーやります(nkjmkzk.net:中嶋さんのブログ)

18:00からという、日中お仕事をされている方にも参加しやすい時間から開始されますので、ぜひご参加ください。(山口@OTNシスオペ)