2010年を大予想「今年はこんなことが起きる!!」



みなさん、明けましておめでとうございます。OTN事務局の徳道です。

今回は年始めらしく、2010年にIT業界で起きることを予想してみたいと思います。

・・・といっても私が想像するのではないですよ。ご安心ください(笑)

WebLogic Server勉強会の常連の方々に予想してもらいました^^

あ、ちなみにWebLogic Server勉強会をご存じない方もいらっしゃるかと思いますので簡単な説明をさせていただきますと、、、

WebLogic Server勉強会」は"By developers, for developers"を柱に、ユーザー企業、SIer、オラクルがそれぞれの立場を超えて、WebLogic開発者同士で繋がることをテーマに開催している勉強会です。
今年初の勉強会が1/22に東京で開催されますので、ご興味のある方は参加してみてください。
第6回 WebLogic Server勉強会@東京(1/22)


では本題に戻りまして、気になる大予想の内容はこちらでーす。


K社 O氏
<プロフィール>
某大手製造業の情報システムのアーキテクト。
現場のニーズを満たすために常に最適なITの設計・構築や運用を心がけている。

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1.スマートグリッドの上流システムであるAUCS市場にて、O社とI社が競合する

⇒2010年、日本でも本格的な動きが始まるであろうスマートグリッドにおいて上流システムとなる先端電力制御システムAUCS(Advanced Utility Controls Systems)市場にてO社とI社が市場獲得の為、競合する事が予想される。

2.ホームグリッドシステムにおけるコアアプリのサービス化が黎明期を迎える

⇒各家庭とAUCSを結ぶ核となるホームグリッドシステムが各社から展開され、特にサービス化したメニューとスマートセンサーに類するツールが安価に提供される動きが始まる年だと予測される。
FAN(Field Area Network)構築が一つの鍵となるので、ITとキャリアの新たな連携が生まれるのではないかと予測する。

3.IFRSを見据えた自社内システムの再構築が始まる

⇒2015年強制適用までの任意適用期間に、IFRS採用に踏み切る企業は多いと予想される
特に財務・経理関連のシステム見直しが必要となるため、比較的規模の大きな当該システム見直しには時間がかかる事から、2010年から準備に取り掛かる企業が多くなると予測する。
特に適用時に2〜3年分の財務データが必要であることを考えると2012年度3月期にテスト可能な環境構築が望ましい。

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S社 T氏
<プロフィール>
某SI大手に所属しているトラブルシューティングスペシャリスト。
WebLogic ServerはBEAの時代からの経験が豊富。

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1.コスト削減第2幕
⇒(ちょっと真面目に)
来年も景気概況に復活の兆しが見込まれない状況を想定し、単純な予算振り分けによるコストセーブではなく、システムレベルで、TCO削減に向けた見直し・再構築の動きが活発になる。

2.JavaOne 2010 が実施される
⇒(期待値として)
ラクル社会長の英断で、引き続き JavaOne サンフランシスコが開催される!

3.オラクルブランドの PC, NoteBook が登場
⇒(ちょっとジョークで)
既存の「ソフトウェアベンダ」というカテゴリからの脱却を狙う!?

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S社 H氏
<プロフィール>
オブジェクト指向での大規模プロジェクト経験が豊富なコンサルタント
最近、仲間と共に会社を立ち上げた。オープンソースフレームワーク
コミュニティの会長も務める。

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1.大規模システム開発案件での失敗が続き、社会問題に!?

⇒企業間統合やレガシ・システムのリプレイスなどの大規模システム開発の結果が徐々に露になってくる年になる。大方はコストを大幅にオーバし、品質も悪く、運用コストも以前と比べられないほど大きく膨らむだろう。社会生活に直結するシステムでは、システムの不具合が社会問題になる可能性もある。原因は、SIベンダのマネージャ達の経験不足と低賃金労働者の分散開発。品質を管理しきれなかったユーザ企業にある。

2.最新技術の利用で苦戦する企業が増える

ドッグイヤーやラットイヤーと言う言葉が最早陳腐なほど、最新技術の発展には目覚ましいものがある。しかし、最新技術に内包される複雑さや問題点は、それを勧める技術者以外にはあまり理解されていないにも関わらず、それらを隠蔽した魅力的な広告戦略に乗ってしまい、最新技術を導入したユーザ企業と SIベンダは、その扱い辛さに大苦戦する。

3.ITの世界でもセカンド・オピニオンが流行する

⇒システムはますます大規模で複雑になり、ユーザ企業もSIベンダも、医療の世界でのセカンド・オピニオンのような、リスクを軽減するための助言を求めて、企業に拘らず優秀な個人を頼らざる得なくなってしまうだろう。

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皆様いかがでしたか?
コメントお待ちしております^^