We All Are One - すべてがひとつに

(OTN TechBlogの翻訳)

7月27日火曜日の夕方をもってWebサイトの統合が実現します。この統合についてはもともと以下のFAQで6月後半に説明していますが、内容を更新してもう一度ここに掲載します。

私たちは今回の変更が従来のユーザーに与える影響を軽視していません。できる限りスムーズな変更ができるよう膨大な作業を実施してきましたが、ただちに100%の結果を出すことはできません。今後、継続的にフィードバックを受け取って調整を続けていく予定です(たとえば、Java APIのリダイレクトはコミュニティに大きな混乱をもたらしたため、すでにもとに戻されています。現在、もっと受け入れやすい解決策が模索されています)。

では、前置きはこれくらいにして・・・


何が実行されましたか?

7月27日、developers.sun.com、java.sun.com、BigAdminから、完全に新しい設計とアーキテクチャを持つOracle Technology Networkサイトへと、古いコンテンツを除くすべてのコンテンツを移行する作業が完了しました。Java DevelopersDatabase Admins and DevelopersSystem Admins and DevelopersArchitectsとそれぞれ異なるエントリ・ポイントを持つこのサイトには、巨大なテクニカル・エンドユーザー・コミュニティの多様性がフルに反映されています。

Sunサイトのユーザーが探している情報を見つけやすいように、使い慣れたSunサイトの情報構造が可能な限り維持されています。

今までのブックマークは使えなくなりますか?

いいえ。人気と重要性の高い移行コンテンツ(Java APIなど)に対しては1対1のリダイレクトを行っています。その他のコンテンツにもフォルダ・レベルのリダイレクトが提供されているため、404を目にする機会はあまりないでしょう。また、ドメイン・レベルのURL(例:java.sun.com)は引き続き使用できます。

自分の興味対象以外に関心はありません。その他すべてを無視できますか?

はい。上記で説明したとおり新しいエントリ・ポイントが作成されているため、たとえばJava開発者は最小限のクリックでJava APIを表示できます。

oracle.com/technetwork/javajava.sun.comと同じようにJavaテクノロジーだけを集中的に取り扱っていますか?

はい、Java開発者をサポートするためのテクノロジー集中型のコンテンツ戦略に変わりはありません。Oracle固有の開発およびデプロイ・オプションに興味のあるユーザー向けには、製品ページも提供されています。

docs.sun.comはどうなりますか?

現時点では、近い将来の移行計画はありません。当面はこのURLを引き続き使用できます。

フォーラム、ブログ、wikiはどうなりますか?

フォーラム、ブログ、wikiの統合は別のプロジェクトとして異なるスケジュールに従っています。適切な時期が来たらすぐにステータスをお知らせします。

問題の報告方法について教えてください。

問題の報告に最適な方法はCommunity Feedback Discussion Forum(登録が必要)です。しばらくの間は不備な点もあるかもしれませんが、継続的改善プロセスには全力で取り組んでいきます。

Oracle Technology Networkの会員には自動的になれるのですか?

いいえ、Oracle Technology Networkメンバーになるには、プロファイルの登録が必要です。会員登録は無料で、登録するとOracle Technology Network Developerライセンスを使用した無料のソフトウェア・ダウンロードや、オラクル・ディスカッション・フォーラムの閲覧/投稿、毎月発行される開発者ニュースレターの購読ができるようになります。すでにSun.comのIDを持っている場合、このプロセスに関するオラクルからの連絡をお待ちください。

これらのコミュニティの統合に関しての最新ニュースを入手し、フィードバックをオラクルに提供する方法を教えてください。

このプロセスに関するフィードバックはこのブログからお寄せください。ご意見をお待ちしております。 次に、オラクルのTwitterストリーム(@oracletechnet)をフォローすると、おもな発表がすべて確認できます。 使用するチャネルに関係なく、オラクルはできる限り早急に質問に回答する予定です。

Java開発者の場合、Oracle's Java Developer Newsletterの購読をお勧めします。このニュースレターでは、Java開発やJavaベースのOracleミドルウェアおよびIDEに関する技術情報やコミュニティ情報が豊富に提供されています。 また、管理者向けおよびSolaris関連の重要ニュースは新しいSolaris Community Newsletterで提供されます (オラクルの開発者および管理者向けのすべてのニュースレターは、こちらから購読できます)。

ではこの辺で。

「クラウド化の時代だからこそ、優れたデータ連携技術が必要」CloudComputingSummitレポート(2):人見さん編


2010年6月15日にザ・プリンスパークタワー東京にて「Oracle Cloud Computing Summit [Database & Exadata Day」が開催されました。

この記事は、午後のセッションで行われた「クラウド基盤に必要なデータ連携の技術と活用事例」を、講師の方のコメントと来場者の方のメッセージで振り返るイベントレポです。
登壇したのはデータベース製品ビジネス推進本部、エンタープライズ・データモデル & Exadataビジネス推進部 部長の人見 尊志さんです。

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クラウド化の時代だからこそ、優れたデータ連携技術が必要」


私のセッションでは、データ連携ソリューション「Oracle GoldenGate」を中心にとりあげました。

この製品は日本では正式に発表されていないにもかかわらず、非常に多くの方にご来場いただき、また参加された方々よりアンケートを通じてコメントをいただきました。

その中には、

"クラウド化に於ける「データ移行、連携、統合」といった現実的、実務的な課題に対するソリューションは他社のクラウドでは殆ど触れられていないので大変参考になりました。(他社はまだIaaS PaaS SaaSの説明をしているレベルの様な気がします)"

など、ソリューションの具体性を感じ取っていただけた声もありました。

データ連携はクラウドと関係が無いと思われる方もいらっしゃいますが、私はそのようには思いません。

クラウドを本当に活用するということは、物理的なサーバーやシステムのロケーションに依存せずに、サーバーリソースを活用できたり、システムを利用できたりするということに他なりません。

システムを利用するということは、「システムによって提供されるデータを利用すること」や「システムを通してデータを提供すること」であると言い換えることができると思います。

Oracle GoldenGateによるデータ連携はシンプルです。データベース(あるいは表)というレベルでのデータ連携であり、SOAにおいて使われるようなアプリケーション間でのデータ受け渡しのような形式とは異なっています。

しかし、シンプルな機構であるがために高速データ連携が可能です。今日のシステムのアーキテクチャを振り返ってみると、都合がイイのです。

システムの全体最適化が叫ばれて久しいですが、それを実現したシステムはまだまだ多くないのが現実で、サイロ化したシステムがまだまだ五万とあります。

システムのアーキテクチャは「所有ではなく利用」という形態が増えていくでしょう。しかし、業務やプロセスごとに利用する異なるシステム間で、データの整合性やシステム間の連携や共有を強固なものにしていかなければ、システムのロケーションが変わっただけで、サイロであることには変わりが無くなってしまいます。

データはシステムを超えて連携・統合される事によって、その価値を更に上げていくことができます。

クラウド化する時代だからこそ、如何にデータをリアルタイムで共有・連携できるかを考えなければならない

と考えています。

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全文は人見さん自身のブログで! こちらから↓↓

>ブログ記事:Oracle Cloud Computing Summit 講演フィードバック :データ連携ソリューション

>人見さんの講演資料はこちら

>イベント全ての資料はこちら

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「クラウド環境構築に最適な2つのCache Technology」CloudComputingSummitレポート(3):柴田さん編


2010年6月15日にザ・プリンスパークタワー東京にて「Oracle Cloud Computing Summit [Database & Exadata Day」が開催されました。

この記事は、午後のセッションで行われた「システムの大幅な高速化・性能向上を実現する最新データベース・テクノロジー解説」を、講師の方のコメントと来場者の方のメッセージで振り返るイベントレポです。
登壇したのはシステム事業統括本部 パートナー技術本部 Grid Center シニアエンジニアの柴田 長さんです。

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クラウド環境構築に最適な2つのCache Technology」


近年のCPU性能の向上はめざましく、例えばXeonプロセッサの場合、マルチコア化により5年間で17倍以上の処理性能を得られるようになりました。ところが、多くのデータベース・システムはせっかくのマルチコアを使い切っておらず、そのボトルネック原因の半数近くをストレージI/O性能不足が占めています。

私のセッションでは、この課題を解決して大幅な性能向上を実現するOracle Database 11g Release 2 Enterprise Editionの2つの新機能を紹介しました。



まず、DWH向けのCache Technologyである「In-Memory Parallel Execution」です。

In-Memory Parallel Executionは、大容量データを物理メモリ上にキャッシュして高速にパラレル実行することで、ストレージI/Oのボトルネックを改善し、マルチコアを効率的に活用する機能です。
例えば6000万件のデータを修正する処理で比較した場合、Standard Editionでのシリアル実行と比較すると、従来からEnterprise Editionで提供しているパラレル実行で約10倍、新機能のIn-Memory Parallel Executionでは、約40倍も高速に処理することが可能です。

次に、OLTP向けのCache Technologyである「Database Smart Flash Cache」です。

OLTP系のデータベース・システムでは、通常はバッファ・キャッシュ・ヒット率を100%近くに保つべく設計を行います。ところが、近年のデータ量の増大やユーザー数増加によってキャッシュ・ヒット率が低下すると、ストレージへのI/Oが頻発してパフォーマンス問題が発生します。この問題を解決するのが「Database Smart Flash Cache」です。注目のSolid State Device/Drive(SSD)を、バッファ・キャッシュから溢れたデータをキャッシュする領域として活用します。

つまり、バッファ・キャッシュから溢れたデータを再度使用する場合、従来は低速のHard Disk Driveから読み込む必要がありましたが、Database Smart Flash Cacheであれば、高速なSSDから読み込むことが可能となります。しかも、バッファ・キャッシュから溢れた(一度、使用された)データのみがSSD上にキャッシュされるので、少ない容量のSSDを最大限効果的に活用することが期待できます。

これらの機能をご紹介したところ、来場された方々よりさまざまなコメントをいただくことができました。

【来場されたお客様からいただいたコメント(一部抜粋)】

Database Smart Flash Cache に興味を持ちました。

Smart Flash Cache はまさに一石二鳥的な技術ですね。

In Memory Parallel ExecutionやDatabase Smart Flash Cacheなど、
メモリを活用した技術について興味深く受講できた。

そのほかにも、検証結果に関するコメントを数多くいただきました。
本セッションで取り上げた2つの機能については、パートナー様とOracle GRID Centerにて共同検証しており、その結果をWhite Paperとして公開しています。ぜひ参考にしていただけると幸いです。

[In-Memory Parallel Execution]
 - 新日鉄ソリューションズ株式会社: http://www.oracle.co.jp/solutions/grid_center/nssol/
 - 日本電気株式会社: http://www.oracle.co.jp/solutions/grid_center/nec/
[Database Smart Flash Cache]
 - 富士通株式会社: http://www.oracle.co.jp/solutions/grid_center/fujitsu/

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皆さんの声にお応えします。Fusion Middlewareメルマガアンケート結果 最終回


皆さん、こんにちは。OTN事務局の徳道です。

現在OTNで発行しているFusion Middleware製品情報のメールマガジンでは、メールマガジンを購読している皆さんからのご意見を半年にわたって募集してきました。
※OTN発行のメールマガジンをご存じない方はこちらを参照ください。

最終回の今回は、2010年6月までに寄せられた意見をまとめてご紹介します。


メルマガはどう思われているの?興味のあるOTNコンテンツってなんだろう?

このアンケートは、

「皆さんがほしいと思っている情報をご提供できているのだろうか」
「どんなコンテンツに興味を持っていただいているのだろうか」
「はたして、このメルマガ自体はどう評価されているのだろうか」

という疑問がきっかけでした。メールの開封率やクリック数から仮定することはできるものの、

「仮定」は「仮定」にすぎず

だったら

「直接皆さんに聞いてしまえばいいですよね」

と思いました。

そして、今までの結果はこの通り

15%の方に満足いただけてないことが発覚!!

実はOTNサイトの満足度と比べると、不満と感じる方の比率は多いんです。
まだまだ努力しないといけませんね。コンテンツ内容を充実させて、目指せ100%満足!

また、興味のあるコンテンツについても答えていただきました。結果は・・・

技術記事(コラム)、事例紹介、イベントレポートが上位3位になりました。

技術記事やイベントレポートについては、それまでもメールでご紹介することが多かったのですが、
「事例」に関してはあまり取り扱っていませんでした。

これらの意見を反映して、2010年2月号では初めてトップ記事、"特集"コーナーで「事例」を紹介しました。

>皆様の声にお応えします! ミドルウェア製品導入事例とチュートリアル紹介
※[2010年2月号]ミドルウェア製品導入事例とチュートリアル紹介&「WebLogic Server勉強会」がパワーアップ! より


その後も何度か事例を取りあげたところ、皆さんからいろいろなご意見をいただきました。

導入事例をもっと詳細に、たくさん載せてほしい。


今回の楽天証券のようなOracle製品の導入事例をもっと掲載してほしい。


中小企業向けの事例紹介を期待したい。


オープンストレージの事例紹介等を取り上げて欲しい。


クラウドSOA、メーカーとのコラボ事例。

技術者としてもっと詳細が知りたい、特定の製品についてのご希望など、これらのご意見に可能な限り応えながら、これからも事例紹介を続けたいと思います。

また、興味のあるコンテンツとともに、「こんな記事はどうか」「こんなコンテンツがあったらな」
という声もたくさんいただきました。

クラウド特集を行って欲しい。


特に、セミナー資料は活用することが多いです。運用や構築など、インフラアーキテクト視点のセミナーをご紹介いただけるとよいと思います。


weblogicは勿論ですが、SOA Suiteなどと連携した話はどうでしょうか。


Oracleとしてのクラウドに対する戦略をもっと知りたい。他社に比べての優位性や適用例も含めて知りたい。


Database 11g R2の導入事例があればと思います。また、国内にとどまらず、海外の事例などもありますとありがたく思います。


エクセルワードなど、オフイス系ソフトとの連携記事。


取り扱う製品が多く、どのような製品がどの製品群に含まれているのか、全体像を紹介して欲しい。今後ゼロから勉強していく人向けの情報があると良いです。


スマートフォン(iPhoneAndroid)向けのアプリ開発ノウハウ記事・チュートリアル。ex)データ配置の考え方や、サービスの実装・アクセス。

これらはほんの一部で、皆さんから本当に多くのご意見をいただきました。


そして皆さんの声がきっかけで、実現したコラムも生まれました。

>Oracle VMでOracle WebLogic Serverを動かしてみよう
※[2010年4月号]ハンズオン好き集まれ!Oracle WebLogic Serverを仮想環境で使ってみよう より


また、これは番外編ですが、ここ1年で

人気があったメールマガジン上位3位

を発表させていただきます。

  1. [2010年6月号]サンと一緒になりました!製品情報/ダウンロード/研修・資格情報などをご紹介
  2. [2010年5月号]楽天証券「ミリセカンドの衝撃」を支える製品とは&ゼロから始めるWebLogic Server特集
  3. [2009年7月号]待望のリリース! Oracle Fusion Middleware 11g

その他の過去に配信したメールマガジンはすべてこちらで確認できます。


最後にこれまで当ブログに掲載した全レポート一覧はこちら!
毎回皆さんから声の多かったご意見にお応えさせていただいています。

>これまでの記事まとめてどうぞ!


さて、「Fusion Middlewareメルマガアンケート結果 最終回」はいかがでしたか?

今まで回答いただいた皆様ありがとうございました。

これからもOTNのメルマガをよろしくお願いします!

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結局どうだったの?来場者の声と一緒にお届けCloud Computing Summit レポート


こんにちは。OTN事務局の徳道です。

2010年6月15日にザ・プリンスパークタワー東京にて「Oracle Cloud Computing Summit - Database & Exadata Day Tokyo」が開催されました。

皆さんは"クラウド・コンピューティング"という言葉にどのようなイメージを持っていますか?


今回のイベントでは、クラウドを真に活用してビジネスの拡大を目指されている方々へ、クラウド・コンピューティングを実現するためのソリューションの集大成ともいえる"究極のデータベース・マシン"Oracle Exadata V2を中心に、最新、先進のデータベース・テクノロジーが豊富な事例と共に紹介されました。

午前中は基調講演、午後はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社様及び山崎製パン株式会社様におけるExadata活用事例を含む、9つのテクニカルセッションが開催されました。

午後のセッションは盛りだくさんだったので、

「行きたいと思っていたセッションが重なってしまった」
「他のセッションが気になる」

という方も多いのではないでしょうか。

OTN事務局ではそんな、全てのセッションに参加したかった方や、当日に会場へ足を運べなかった方に向けて、午後のテクニカルセッションをレポートしちゃいます。

今回取り上げるのは、会場アンケートで好評だった以下3つのセッションです。

実際に登壇した講師と来場された方々のコメントを合わせてお届けします!

  • クラウド基盤に必要なデータ連携の技術と活用事例【近日公開予定】
  • システムの大幅な高速化・性能向上を実現する最新データベース・テクノロジー解説【近日公開予定】

⇒当日のプログラム内容詳細はこちら

「クラウドは自分たちで作れる」CloudComputingSummitレポート(1):中嶋さん編


2010年6月15日にザ・プリンスパークタワー東京にて「Oracle Cloud Computing Summit [Database & Exadata Day」が開催されました。

この記事は、午後のセッションで行われた「仮想化 + GRIDで構築する高密度クラウド実装解説」を、講師の方のコメントと来場者の方のメッセージで振り返るイベントレポです。
登壇したのはOTNではお馴染みの、システム事業統括本部基盤技術本部テクノロジーエバンジェリストの中嶋一樹さんです^^

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クラウドは自分たちで作れる」


今回多くのセッションがある中、私のセッションでお伝えしたかったのは下記2点です。

  • Oracle Databaseを使って、このようなクラウドが「今すぐ実現できる」
  • 自分たちに最適なクラウドは「自分たちで作れる」

クラウド構築にあたり、最も実現が難しい仕組みについては、すでに製品として提供されています。そしてオラクルは、複数層でさまざまな仮想化技術があり、それらを併用することでパワフルなクラウドを構築できるというメッセージを発信しています。


しかし、メッセージだけではそれがどのような組み合わせなのか、どのような仕組みなのか、具体的にどのようなことができるのか、さらには本当に実現可能なのかが不明瞭です。

このセッションでは「サーバ仮想化」+ 「GRID」によって、いかに高密度に、いかにManageableなクラウドを構築できるのかを、デモを通してあくまでも具体的にご提示することがミッションだと考えていました。

では、実際に来場いただいたお客様にオラクル製品が織りなすクラウドを具体的に理解いただけたのかどうか、アンケートのご回答を少しみてみましょう。

かなりの数のコメントをいただいたので、ご紹介はごく一部ですが、同様のコメントを多くいただいています。

【来場されたお客様から頂いたコメント(一部抜粋)】

  • クラウドシステムがデータベースに限らず現在あるものをうまう使えばすぐに実現可能であることを知った
  • 簡単な操作でシステムを停止せずデータが移行できるとは聞いてましたけれども、実際に見るのと違いますね。すごかったです。
  • 非常にわかりやすかった。仮想化、GRIDについて理解できたと思う。デモを見させて頂き、身近に感じられた

まさに今回お伝えしたかったことが伝わったことが感じとれ、率直に大変嬉しく思っています。
他のコメントでもやはりデモに言及するコメントがほとんどで、テクニカルセッションにおけるデモの重要性をひしひしと感じます。

また、もう一つのメッセージであるクラウドは自分たちで作れる」についても、可能性を感じていただけたのではないかと受けとめています。

これまでのオラクルのイベントでは、オラクル製品以外のものをつかったデモはあまりご覧いただくことがなかったと思いますが、製品はコアな仕組みを実現するために使い、カスタマイズが必要なユーザーインターフェ−スについてはシンプルで軽量なものを自分で作成してみる。そんな選択肢もあるということがお伝えできていたならば幸いです。

実際 DatabaseやASMといった製品はインターフェースがすべてSQLで定義されているので、外部プログラムに機能を統合するには非常に都合が良いのです。
そして、サーバ仮想化製品のOracle VMには専用のAPIを設けているため、ストレージ層、VM層、データベース層すべてに渡って外部プログラムとのインテグレーションが可能です。つまり、お客様が自分たちの業務に合わせて最適な処理フローを簡単に実装することができます。

そんなパッケージ製品をうまく活用した独自システムの開発欲求を少しでも刺激することができれば、このセッションは成功だったかな、と思っています。


>中嶋さんの講演資料はこちら

>イベント全ての資料はこちら

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5月のダウンロードランキング(Fusion Middleware部門)


皆さん、こんにちは。OTN事務局の徳道です。

梅雨に入り、蒸し蒸しした日が続きますね。クーラーが効いた部屋で冷たいものを食べるのもいいですが

ここは思い切って、都会の真ん中の氷の部屋で過ごしてみるのはいかがでしょうか(笑)。

銀座にある「アイスバー東京」は壁、バーカウンター、テーブル、彫刻など全てが氷で出来ていて、この時期に訪れるにはぴったり。

お近くの方は涼みに行ってみてはいかがでしょうか?

では、本題のFusion Middleware部門5月1日〜5月31日の集計結果をご紹介します!


ダウンロードランキング


1位:
   Oracle WebLogic Server 11g【Download
2位:
   Oracle JDeveloper 11g【Download
3位:
   Oracle JRockit Mission Control 3.1.2【Download
4位:
   Oracle WebLogic Server 10g【Download
5位:
   Oracle WebLogic Server 9.2【Download


(集計期間5月1日〜5月30日)


3位、4位にそれぞれOracle WebLogic Serverがランクイン。バージョン違いで3つもランクするという結果になりました。

今回はそのOracle WebLogic関連情報をお届けしたいと思います。
4月に米国Oracleでサーバー仮想化環境向けの2つの新製品Oracle WebLogic Suite Virtualization Option」Oracle Virtual Assembly Builder」がリリースされました。OTNからダウンロードできます。

>ダウンロードはこちら

また製品情報はこちらをご覧ください。

>製品情報:Oracle WebLogic Suite Virtualization Option
>製品情報:Oracle Virtual Assembly Builder


これら2製品に関連するブログ・エントリ情報もありますので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。


参考になりましたでしょうか?次回もお楽しみに!